ある夜のこと

15年振りに恩師のアトリエへ。

先月から全く連絡がつながらなくて、そわそわしていました。

やさしい人たちに囲まれている人だから、有事も大丈夫と思ってはいますが、心配な気持ちは続き、

行きつけのスナックのママに様子を聞いてみようとお店に電話したけれど、ゲンザイツカワレテオリマセン…

 

仕事終わり、最寄駅からアトリエまでの夜道を、昔の感覚だけで歩いた。

直進して左に曲がり、橋を渡り、桜並木をてくてく行くと、右手にスナックの看板の灯り。漏れる笑い声。

ママお元気でやっているんだ。

暖簾をくぐる前に、スナックから二筋目の通りを右に曲がり、駐車場の向かいの、細道に続くアトリエへ。

 

郵便受けは空っぽで、ちゃんと受け取れているらしく、ひとまず胸を撫で下ろす。

砂利を歩いてドアの前に辿り着く。

あれ、一階の小窓が灯っている!

息子さんが来ているのかも…!

チャイムを鳴らす前にもう一度電話をかけてみる…

 

恩「もしもし〜」

私「つながった〜!今どこ」

恩「天国の入り口や」

私「入り口でよかったよ〜!私はアトリエの入り口にいるよ」

恩「うそー、やめてーw」

私「顔だけ見るのもむずかしい感じかな」

恩「うん、ずっとスナックも行けてない」

私「そかー、しばらくどうしてたの?」

恩「入院してた、スマホもいろんなアプリが悪さして、電話も使えなかった、今日ドコモに行って使えるようにしてもらったよ」

 

声を聞けて、とても安心した。

腹の底から出ている声だったから大丈夫と思った。

 

ドアを隔てて、私たちは途切れていた間のことを好きに喋った。

来年の個展には元気になって行くからねと、言ってくれた。

 

帰り道、見上げたオリオンがきれいで

 

いろいろがんばろう。

 

✴︎

 

最近始めたこと→ビクラムヨガ 、哲学本の音読

個展が終わったら、新しいこと始めたいな。

朗読会、コーラス、コンテンポラリーダンス..

発声か運動がしたいのかな🤭

楽しみにしとこー